イラスト上達本「人を描くのって楽しいね!衣服編(ヒトカク衣服)」【おすすめ】

みなさん、服を描くの好きですか?

私は嫌いです。

だってマジでシワどこに入れたらいいのかわかんないし・・・

何も見ずに適当に服を描くと、この位のヤバさ・・・(だから私は水着絵が多い)

だけどいつまでも水着ばかり描く訳にはいかない・・・

そこで手に取ったのが本書「人を描くのって楽しいね(衣服編)」です。

これは超有名サイト「人を描くって楽しいね(通称ヒトカク)」の衣服編書籍。

結論から言うと、この本で練習したら十分服を「それっぽく」描く力が身につく良書です!

人を描くのって楽しいね!衣服編はこんな人にオススメ

本書はこんな感じの悩みがある人にはとてもオススメです。

  • 服のシワの描き方がわからない
  • シワのパターンを覚えてしまいたい
  • 服を描くと身体のバランスがおかしくなる
  • 色々なポーズで描く練習がしたい
  • 靴や帽子などの小物も描けるようになりたい

服が全然描けない初心者からみて良かった点を5つのポイントに分けてレビューしていきますね!

人を描くのって楽しいね!衣服編、5つのおすすめポイント

人を描くって楽しいね!衣服編のお勧めポイント

①わかりやすい例えを用いた解説

衣服の描き方本でよくありませんか?

『ここは布の重なりををイメージしてこう描きます(完成イラスト)』

ぶっちゃけ、それがイメージできたら即神絵師だろ・・・この本買ってねぇよ・・・

って思いますよね・・・

しかし本書ではそのような描き手の感性に丸投げはしていません。

初心者にもすぐイメージでき、思い出しやすい例えを示してくれています。

例えば、

『筒にI型やY型の蛭(ヒル)をくっつけてみよう』

筒にヒルを巻きつけるようにしてシワを描く手順

・・・めっちゃわかりやすくないですか・・・?

最初に光源を決めてヒルの影とか付けといたら、シワの影もそれっぽくなってしまう・・・

あともう一つ、私が感動してしまったやつなんですが、

『ズボンは傘立て描きで描こう』

「傘立て描き」でズボンを描く手順

・・・すごない?

ロクに服のシワ描けなかったのにこうも簡単にズボンがそれっぽく描けてしまった・・・

上の図で「ソ描きシワ」とか出てきてますが、個別に解説されているので安心してください。

これらはごく一部で、色々なシワのパターンをシンプルに捉えられるよう工夫されています。

②シワの描き方が順序だてて説明されている

またシワ本によくあるパターンですが、完成イラストしか載ってない本多くないですか?

私くらい絵心がないと、どこの描き込みが重要か、そもそもどんな手順で描いたらいいかの説明まで!いるんですよ!!

でもこの本は、順序を追って描き方を解説してくれてます。

こんな感じ。(下手ですみません。あくまでイメージです。)

なので、いろんなパターンを手順に習って練習していくうちに「この部分はあの形かな」というのがいつの間にか思い浮かぶようになってきます。

③身体の描き方も教えてくれる

この本、衣服編と題されてはいますが、線を引く練習から始まり人体の描き方にも一通り触れられています。

特に肩周りについてはページを割いて描かれていて一見の価値ありです。

ヒトカク衣服編では「ハウス描き」から身体を描く方法が解説されています。

こういうアタリ的なものは人によって合う合わないがあるので、色んな描き方を試してみるのがいいと思います。個人的な感想としては、ハウス描きがハマればアオリや俯瞰のような角度の付いた絵が描きやすくなりそう

ハウス描き素体から簡略したシワの描き方を経て完成した絵を提示してくれます

ハウス描きは一番左みたいな感じ。(下手で申し訳ない)

本の後半で、模写課題として様々なポーズをとった人と服を載せてくれています。

大体が上の図のようにハウス描き素体→簡略服・シワ→完成絵という構成です。

服を着ているとはいえ、ある程度身体を正確に描かないと違和感が出てしまいます。

なので素体から描いてくれているのはとてもありがたいです・・・!

④色々なポーズのサンプルイラストがある

練習用のサンプルイラストが多いのもお勧めポイントです。

本書では、最後の章に実践編としてサンプルイラストが掲載されています。

前の項目で載せたような全身イラストがこの章だけで41種類!!

同じポーズで男女別、違う服装のものも含めると50種類近くあります。

練習量としてはかなりのものですよね。

それにこれだけ多くのポーズを網羅していれば、自分でイラストを描く時にもどこかに必ず参考になるシワの見本があるので初心者にはとても助かります。

⑤パーツごとのシワや小物の描き方も解説されている

服の描き方本だと「服の描き方」「スカートの描き方」「ズボンの描き方」みたいな項目になりそうなところですが、本書はもっと細かくジャンル分けされています。

個人的に嬉しかったのは下のような項目。

  • 座った時にできる下半身のシワの描き方
  • シャツのエリの描き方
  • スーツのエリの描き方
  • 帽子の描き方
  • 靴の描き方

これらが独立した項目でガッツリ解説されています。

エリの描き方が小項目になっている本も珍しいのでは・・・?

どれも地味に難しいものばかりで、まさに痒いところに手が届く感じです。

人を描くのって楽しいね!衣服編
中村成一(著)

やいしまの顔
やいしま

服の描き方本の第一選択は本書ですね。

練習を繰り返せば私でも服が描けるようになれそう・・・!

服の練習は、本書を何周もまわしていく方法でとりあえず間違いはないと思います。

私も早く服を着た人物が違和感なく描けるように、お絵描き頑張ります!!

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